2006.12.23 Saturday
ライブトーク4・地域活性化/レポート


12月23日土曜日午後1時、国際デザインセンター・7階7th Cafe には、ライブトーク参加者がそぞろ集まって来た。受付を済まし、コーヒーなどの飲み物とケーキを持って席に着く。ほぼ満員で私の宣言で開始「では地域活性という堅そうなテーマのライブトークを始めます。」ゲストスピーカーの4名の緊張が伝わってくる、いい感じだ。
簡単に私を含めた自己紹介の後、名倉剛志さんのプレゼンテーション、非常勤講師で務める名古屋芸術大学に求められた協力に応える形での西春町プロジェクト。
つづいてクリエーターズマーケット事務局を務める杉山麻美さんと稲垣正一さんが、クリエーターズマーケットの裏表話を映像とともに紹介。きちんとしたシステムが作り上げられているものの、年々進化しつづけなければならない、その苦労が伝わってくる。
最後に、すずきめぐみさんが覚王山商店街のイベントに関わってきた話。アーティストとしても参加しており、ユニークで楽しいプレゼンテーションである。
3者のプレゼンテーションが終わり、2つの大きなテーマが浮き彫りにされた。1つは、商店街、繁華街という場の問題。もう1つはアートが地域振興の核として大きな力になるか。
場の問題は、西春や覚王山が商店街をその出発としているのに対して、クリエーターズマーケットは、交通の便、都市を条件として、結果としての地域活性化があるという違い。地域活性化という視点から見ると、名古屋という大都市活性化ということが言える。「日本ど真ん中まつり」にも同様のエネルギーが見られる。
また西春の場合、西春町という行政参加が大きな力を生んでいたが、市町村合併により、北名古屋市になり、力が消滅、大きなパワーダウンという問題を起こしている。
アートによる地域活性化は、今年行われた越後妻有アートトリエンナーレ、直島や篠島のアートプロジェクトなど、アートが大きな力になっていることが証明されている。今回の3つの例もそのことに違いはなく、既存の地域活性化の方法とは一線を画している。
沈滞する地域に対して、物理的、経済的注入よりも、強いアートによるインパクトが人びとの心に大きな力となって、地域にエネルギーを与えていくものと考えられる。
会場を巻き込んでの展開には至らなかったものの、緊張感が最後まで持続するライブらしいトークショーが行われたと思われる。 高北幸矢



